2014年3月6日、昨年に引き続き、栂池スキー学校にて障害者スキー指導者講習会を行いました。
午前中は障害についての知識を座学で行いました。昨年に続く内容とし、障害を持つ方に接する機会の少ないインストラクターに、具体的に説明しました。また、車椅子を使われている方や、視覚障害者へのサポートの方法も指導し、実際に雪上で車椅子をどうサポートするか?より具体的な内容としました。
午後は、視覚障害者へのスキー指導の実技です。人間の情報の87%は目から入ると言われています。スキーを見た事がない方に対し、どのようにスキーというスポーツ、道具、イメージを伝えるか?毎年の滑走日数が100日を超える指導者にとって当たり前としている事を、どのように言葉や手を取り伝えるか?逆に難しい事だったかもしれませんが、指導経験が豊富なインストラクターほど、伝える方法を持ち合わせている事も私たちが再確認させて頂きました。
インストラクターは、もちろん視覚を遮断して滑る事は初めてでした。スキー板をつける、リフト乗り場のゲートをどのように通過させるか?リフトに安全に乗車させ不安のないように降りるか?何万回もリフトに乗っている経験があっても新鮮な経験になり、またその経験を活かしたサポート方法を体得したかと思います。
指導に関してはさすがにプロです。後は実際に指導し、技術の向上を図りたいと考えております。