月別アーカイブ: 2020年8月

突然の報告です。

突然の報告になりますが、当協会は8月をもち解散しました。これまで、多くの方々に活動の趣旨をご理解頂き、またご支援をいただきました事、大変感謝しております。ありがとうございました。

代表理事を務めさせて頂きました津川は、20歳から障害者スキーに関わり活動してきました。その様々な立場の活動から見出した問題点を解決すべく、どのような障害があっても「いつでも、どこでも、だれでも」スキーを楽しむ事が出来る環境を整えたく協会を立ち上げました。

2012年10月に設立し。SIA 公認Hakuba 47 Ski Academy、SAJ 公認栂池スキー学校の二つのスキースクールが、とても前向きに、また心強く温かく、障害者の方を受け入れて頂き、スキーの楽しさや可能性を伝えて頂きました。当協会からの出張レッスンを合わせ、174レッスンを行う事ができました。知的障害、視覚障害、下肢の麻痺、半身麻痺、下肢の切断、難病の方をお受けし、両下肢での立位、アウトリガーやスキーブラを使用した立位、アウトリガーを使用した片脚での立位、バイスキー、チェアスキーと、想定できる全てのスタイルのレッスンを受ける事ができました。

スキー指導のプロであり、現地に精通しているスキースクールに指導法を伝る。バイスキーやアウトリガーなどの器具を貸し出す。申し込み時には受講生とスキースクールにアドバイスをし、双方に安心できる環境を整えた上でレッスンを受けて頂く。このスキームは今思っても間違いないものであったと考えております。

ただ、協会を運営する術を持ち合わせていなかった事が解散の原因です。これは津川自身の能力の無さに尽きます。19/20シーズンの記録的な少雪でも、新型コロナの影響でもありません。本当に申し訳ありませんでした。

これまで受講して頂いた方は、これからも変わらずにレッスンを受けて頂く事が出来ます。ただ、Hakuba47 Ski Academyは、スクールのご事情もあり、継続して受講する事は出来なくなりました。栂池スキー学校においては、継続してレッスンを受講できます。しかし、新型コロナの影響が強い中でのシーズン終了になったため、スキー学校との打ち合わせが十分できない状況でした。来季以降の受講については、津川が責任を持ち、栂池スキー学校との橋渡しを行います。新規の受講生については、申し訳ありませんが、受付はできかねます。

本当に多くの方々にご支援いただいた事、心より感謝いたします。関係各所、また賛助会員様などには、後日これまでの活動報告書を送付させていただきます。ありがとうございました。

一般社団法人 障害者スキー振興協会 代表理事 津川朋也