修学旅行レッスン後に、岡部哲也スキースクールインストラクターを対象にした障害者スキー体験会を開催しました。障害者スキーの取り巻く現状や、器具の使用方法など、熱心に耳を傾けてくださりました。スキー指導のプロの目線から見た障害者スキー指導の技術的問題点をどのようにクリアするか、今後の受入れに対し前向きに検討して頂く事ができました。

岡部哲也スキースクールにて、高校生の修学旅行生の一人バイスキーレッスンを行いました。歩行はできるものの日常生活レベルではなく、全身的に筋力が弱い状態でした。身体状況などをヒアリングし、アウトリガー・スキーブラを用いて立位、チェアスキー、バイスキー、という３つのスタイルを呈示し、バイスキーを選ばれました。器具を受講生に当てはめるのではなく、その受講生に適したスタイルを選択して頂く事の重要性、また必要性を再確認する事にもなりました。

スキー旅行の中に障害を持つ学生がいると、その学生はホテルの中に缶詰にされる事が多く、友人と思い出を作る事ができない事が多く見受けられます。しかし、いつも同じ教室で机を並べるように、友達と共にリフトに並び、友達と共に雪の感触を感じ、同じ景色を背景に写真を撮り、滑る事の楽しさはもちろん、失敗する悔しさも、共に感じてもらう事ができました。